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ゲームとかアニメとか二次創作とかいろいろ。 ブログというか雑記。
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 町中の積雪はそれほどではなかった。店の周りに比べると、驚くほど少ない。町中とはたった数百メートルしか離れていないのに、雪は〈忘れじの面影亭〉にだけ足を運んだようだった。
 いくぶん歩きやすくなった道を、エニシアは小走りで駆け抜けてゆく。
 軒先に積もった雪に月明かりが照らされて、街灯のように並んでいる。何処かへと彼女を誘う、青白い月の光。点々と続く光の道筋。凍り付くような夜気が彼女のあとを追う。
 駆ける彼女の口元から、いくつもの白濁した息が浮かび上がる。さくさく、というより、ざくざくと粒状感のある雪の上、目当ての店を見つけた彼女は安堵の笑みをこぼした。たどり着くと、一度、息を整えた。夜の静寂に波紋を広げないよう、小さくドアを叩く。
 やや間あって、鍵を解除する音がした。ききぃと軽い軋みと共に、光がこぼれる。ドアの隙間から、街の雪をすべて溶かしてしまうほどの暖かさがエニシアを出迎えた。いままで彼女の胸に根を張っていた、不安という大樹は、その暖かさの中で枯れてしまう。
 暖かな逆光を受けた住人が顔を覗かせ、エニシアの姿を認めると、溶けてしまいそうな笑みを作った。ドアを大きく開き、彼女を招き入れる。
「いらっしゃーい、エニシアちゃん」
 と言って、シャオメイは小さな来客を店内に通した。


 目標毎日更新が途絶えたので、二日に一回くらいのペースで書きたい(希望
 書かないといろいろ忘れるのですよね。何でもいいから書きなさい、とお偉い先生も言いそうですし。たぶん。
 バレンタインに合わせようかと思ったけど、間に合うはずもなく、困ったときのシャオメもん、というわけです(謎
 どう続くのか、自分自身皆目見当もつかない。行き当たりばったり。キャラクターにお任せ作品。・・・です。
 しかし、いいわけがましいですが、そう言う物なんじゃないですかね。キャラクターが勝手に語り出すとか、動くとか。よくあること。よくあること。


「拍手のお返し」
11:55 セクミンご馳走様です! 
どうもー、ありがとうございますー。思いつきで書いたせいで、前半と後半で文章が変わっちゃってます。すいません。もっと判りやすい、読みやすい文章を作ろうと心を砕いているのですが。力不足でした。
セクターはもっと、なんというか、渋いオジサンっぽくしたかったんですけど、あんまり会ったことがないので駆けないという(死
ミントは、なんてーか、お姉さんキャラにあまりあった(ry
というか、可愛くしすぎたかな。もっと大人っぽい、おとなしいキャラでも良かったかも知れない。後悔ばかりが浮かびますが。

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