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ゲームとかアニメとか二次創作とかいろいろ。 ブログというか雑記。
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 一段と冷え込む夜だった。
 静寂だけが街を闊歩し、ありとあらゆる生命は暖かな暖炉の前で、無言の侵略者が立ち去るのをじっと待っている、そんな時刻。目一杯の厚着をしたエニシアは、誰にも気づかれないようにそっ……と、店を抜け出した。ちゃっかりとせしめた店の合い鍵で戸締まりすることも忘れない。しんしんと降り積もる空の厄介者が大地を覆う夜、泥棒の心配はしなくてもよさそうだったが、念には念を、ということだった。こうしたところ、彼女はひどく生真面目な部分がある。
 油を差し忘れた鍵穴から甲高い音が飛び出て、エニシアは数センチばかり浮き上がった。心臓が早鐘を打つどころか、飛び出そうになるのを賢明に押さえると、息をのんで店を見上げた。闇の中に埋もれた〈忘れじの面影亭〉は、ひとりの脱走劇に気づいていないようで、静まりかえっている。
 彼女は安堵の息を噛みしめた。大きな水蒸気の塊すら許さない、徹底した情報管制の元、エニシアは雪に向けて駆け出した。数十センチは積もっている雪は、彼女の長靴を奪い去ろうと虎視眈々と窺っている。気を付けなければ、あっという間に足を取られ、転倒してしまいそうになる。雪の上で駆けることは危険だったが、だからといって、のんびりと歩いていられない。急がなくてはならない。



 自分で言うのも何だが、なんなんだろう、これ。
 最近はこういうノシか思いつかないというか、文章自体思いつかないというか。
 はひー、レナ様ぁぁぁぁぁぁあああ!
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